【発達・発育の悩み】ずりばい、ハイハイ、つかまり立ちの順番は変わっても大丈夫?
現在10カ月です。最近ハイハイをする前につかまり立ちをするようになりました。あらかじめ聞いていた順番と違うようなのですが、発達に影響はあるのでしょうか?また、周りの赤ちゃんよりもつかまり立ちをするようになったのが遅かったのも気になっています。
よほど遅くならない限り心配はありません
それぞれの赤ちゃんに、顔立ち、体格、性格の違いがあるように、成長の仕方にも千差万別があります。運動の発達の指標はいくつかありますが、できるようになる時期には幅(個人差)があります。例えば、首の座りは3~4カ月、寝返りは4~6カ月、独り座りは7~9カ月、ハイハイは7カ月半~9カ月半、つかまり立ちが8~10カ月半、そして独り歩きは12~15カ月という具合です。時には前後することもありますが、よほど遅くならない限り心配はありません。
最近はハイハイをせずにつかまり立ち、独り歩きに進む赤ちゃんも多いようです。ハイハイをしなかった赤ちゃんは、転んだ時に受け身が下手で顔をけがしやすい、などと言われたこともありますが証明されてはいません。
また、独り座りはするけれど、立たせようとすると足を引っ込めて床に足をつかない赤ちゃんがときどきいます。その場合、足の裏をマッサージしたり両脇を支えて足を床につかせる練習などしますが、多少の遅れがあっても多くの子は1歳半までには歩くようになります。心配な時は、かかりつけの乳児健診などでお尋ねください。
最近はハイハイをせずにつかまり立ち、独り歩きに進む赤ちゃんも多いようです。ハイハイをしなかった赤ちゃんは、転んだ時に受け身が下手で顔をけがしやすい、などと言われたこともありますが証明されてはいません。
また、独り座りはするけれど、立たせようとすると足を引っ込めて床に足をつかない赤ちゃんがときどきいます。その場合、足の裏をマッサージしたり両脇を支えて足を床につかせる練習などしますが、多少の遅れがあっても多くの子は1歳半までには歩くようになります。心配な時は、かかりつけの乳児健診などでお尋ねください。
お悩みに答えてくれたのは
profile
岡本 茂樹(おかもと しげき)先生
医療法人 おかもと小児科クリニック院長
1974年九州大学医学部を卒業後、国家公務員共済組合連合会千早病院小児科、沖縄県立八重山病院小児科、福岡徳洲会病院小児科勤務を経て、1995年12月、福岡市東区青葉にクリニックを開業。
専門医療は小児科一般、感染症、新生児医療、東洋医学(漢方診療)、アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)。
2019年4月からは副院長と親子で診療を行っており、校医や園医も数多く務め、地域の小児医療に積極的にとりくんでいる。
・おかもと小児科クリニック
https://www.okamotokids-c.com/