【赤ちゃんとの過ごし方】5~6カ月におすすめの絵本や選び方とは?

【赤ちゃんとの過ごし方】5~6カ月におすすめの絵本や選び方とは?



家の中ではバウンサーに乗ったり、おもちゃの動きを見て声を出して笑ったりと日に日に活動的に過ごすようになってきました。遊びの中に絵本を取り入れてみたいと思うのですが、おすすめの取り入れ方はありますか?



遊びの一環として、のびのび自由に読んでみて

5~6カ月の赤ちゃんは、「あー」、「うー」「ばばば」などの喃語が出始めます。手に届くものを触ったり、遊びのバリエーションが増えてくるのもこの時期ですので、布絵本やしかけ絵本のような動きのある絵本を選ぶのもおすすめですよ。

また、赤ちゃんは絵本をめくる動作も大好き。手指の発達とともに自分でめくりたがるようになるでしょう。赤ちゃんにとって、ページをめくるたびに場面の変化があることは新鮮な驚きと喜びを感じられます。破れるのが心配という場合は、厚い紙を張り合わせて作ったボードブックを選びましょう。思う存分、絵本に触れさせてあげてくださいね。

5~6カ月におすすめの絵本

『どーこかな?』
作:こが ようこ
瑞雲舎

目、口、鼻など顔のパーツを赤ちゃんと一緒に探してみましょう。名前の部分をお子さんの名前に替えて遊ぶのも楽しい読み方です。きょうだいがいる場合は一緒に読むのもおすすめ。赤ちゃん向けの絵本は「赤ちゃんから楽しめる絵本」であって年齢の上限はなく何歳でも読めます。家族で自由にスキンシップをはかる1冊に!


『ころりん・ぱ』
作:ひらぎ みつえ
ほるぷ出版

おもちゃ感覚で楽しめる、ころころと動く、しかけ絵本。目で追ったり、指で触ったり、オノマトペ(擬声語)を楽しんだりと五感が存分に刺激される工夫がなされています。「ころがったね」「おもしろいね」など、声を掛けながら読み聞かせするのもおすすめです。

お悩みに答えてくれたのは

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柴田 香(しばた かおり)

柴田 香(しばた かおり)

地方放送局にてリポーター・ディレクターとして働いたのち、結婚を機に司書へ転職。公共図書館、大学図書館で経験を積み、2016年に独立行政法人青少年教育振興機構認定・絵本専門士を取得(福岡市初の認定者)。

主に福岡・熊本を中心とした九州エリアにおいて、幼稚園・保育園・図書館・公民館などで読書推進講座講師として活動。2019年より西南女学院大学認定絵本士講座外部講師を担当。選書依頼、絵本に関するコラムなどの執筆も行う。