【赤ちゃんとの過ごし方】1歳~1歳半におすすめの絵本や選び方とは?

【赤ちゃんとの過ごし方】1歳~1歳半におすすめの絵本や選び方とは?





1歳を過ぎておしゃべりも上手になってきました。最近「ママ、よんで」と絵本を持ってきてくれるのですが、乗りものが出てくる絵本にしか興味を示さず心配です。


お子さんの好きなものから興味関心を広げましょう

1歳~1歳半は1人で歩き出すなど行動範囲の幅が増えて活動的になり、離乳食から普通食へと移行し、食に関する興味も広がってきます。そのため、「どうぶつ・食べもの・乗りものが出てくる絵本」が好きなお子さんが多いとも言われています。

興味を持つ対象は一人ひとり個性があって違います。質問のお子さんのように好きなジャンルがあれば、そこから絵本を通して興味や関心を広げていくと、絵本を読む時間がもっと豊かになっていくと思いますよ。

また、少し短めのストーリーのもの(起承転結のある物語)を楽しめる目安は1歳半だと言われています。この時期は二語文や三語文を話すなど、語彙が飛躍的に増えていきますので、ストーリー性のある絵本を選んでみるのもおすすめです。

1歳~1歳半におすすめの絵本

『だるまさんが』
作:かがくい ひろし
ブロンズ新社

0・1・2歳の赤ちゃん向けの絵本として、誰が読んでも楽しめる1冊。お決まりの「だ・る・ま・さ・ん・が」のあと、いろんな表情をみせるだるまさんに思わず大笑いしてしまいます。シリーズで『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊セットもおすすめです。


『しろくまちゃんのほっとけーき』
作:わかやまけん, もりひさし, わだよしおみ
こぐま社

「こぐまちゃんシリーズ」の中でも特に人気の高い1冊。中でもホットケーキが焼きあがるまでの様子の描き方が秀逸で、何度も読み返しているという声も多い絵本です。絵本を読んだ後に実際にホットケーキを作る様子を見せてあげるのもよいですね。

お悩みに答えてくれたのは

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柴田 香(しばた かおり)

柴田 香(しばた かおり)

地方放送局にてリポーター・ディレクターとして働いたのち、結婚を機に司書へ転職。公共図書館、大学図書館で経験を積み、2016年に独立行政法人青少年教育振興機構認定・絵本専門士を取得(福岡市初の認定者)。

主に福岡・熊本を中心とした九州エリアにおいて、幼稚園・保育園・図書館・公民館などで読書推進講座講師として活動。2019年より西南女学院大学認定絵本士講座外部講師を担当。選書依頼、絵本に関するコラムなどの執筆も行う。