【赤ちゃんとの過ごし方】0~4カ月におすすめの絵本や選び方とは?

【赤ちゃんとの過ごし方】0~4カ月におすすめの絵本や選び方とは?



絵本は自分が子どもの頃に読んでもらった以来であまり詳しくないのですが、生まれて間もない赤ちゃんにはどんな絵本を選んだらよいでしょうか。



読み手の気持ちが大切。ママの読みたい本からどうぞ!

初めての子育ての場合、赤ちゃんのお世話に追われ絵本を選んだり読んだりする余裕がないという方も多いのではないでしょうか。まずは無理をせず、自分の好きな絵本を気分のよいときにパラパラとページをめくってみるだけでもいいですよ。いますぐ読めるものはもちろん、少し先にお子さんと読みたいな、と思う絵本でもよいです。読み手の「絵本って楽しいな」という気持ちが大切です。

また、生まれたばかりの赤ちゃんは視覚より先に聴覚が発達するとも言われ、生活音や声に反応して振り向くようになります。聞くことで楽しい気持ちになれるような絵本を選ぶのもおすすめです。ママの絵本を読む声も赤ちゃんはしっかり聞いていると思いますよ。

0~4カ月におすすめの絵本

『いないいないばあ』
作:松谷みよ子
絵:瀬川康男
童心社

「日本で一番読まれている絵本」として、1967年の登場以来、世代を超えて長い人気を誇っている『いないいないばあ』。ねんねの時期の赤ちゃんともコミュニケーションをはかることができる最初の1冊としておすすめです。「いないいないばあ」の繰り返しのリズムと、やわらかくやさしいタッチの絵を親子で楽しんでください。


『じゃあじゃあびりびり』
作:まついのりこ
偕成社

踏切の遮断機の音「かんかんかん」、赤ちゃんの泣き声「えーんえーんえーん」など、生活の中でよく目にする身近なものとオノマトペ(擬音語)がはっきりとした色や形で表現されています。厚紙で作られたボードブックタイプで角が丸く、持ち運びしやすい小型のサイズなので、お出かけの時に一緒に持っていくのにも重宝します。

お悩みに答えてくれたのは

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柴田 香(しばた かおり)

柴田 香(しばた かおり)

地方放送局にてリポーター・ディレクターとして働いたのち、結婚を機に司書へ転職。公共図書館、大学図書館で経験を積み、2016年に独立行政法人青少年教育振興機構認定・絵本専門士を取得(福岡市初の認定者)。

主に福岡・熊本を中心とした九州エリアにおいて、幼稚園・保育園・図書館・公民館などで読書推進講座講師として活動。2019年より西南女学院大学認定絵本士講座外部講師を担当。選書依頼、絵本に関するコラムなどの執筆も行う。