夫婦で育児シェア②

夫婦で育児シェア②

パパの育児、「できる」が増えると楽しい!

今回は、男性に向けて話してもらいました!
育児中の家事の負荷は相当なものです。いざ何かしようと思っても思い通りにいかず、何ひとつ完結できない時間が続くのが「子育て」。それに比べて「外の仕事」は自分のスケジューリングで動けることも多いので、子育てのようなストレスは感じにくいはず。時間がないのは夫婦お互いさまなので「忙しい」を言い訳にせず、家事も育児も、一緒に負担を背負えるといいですよね。

家事を分担するとき「できる・できない」で線引きするのは良い方法とは言えません。「できないからしない」では、負担が一方に偏ります。双方がある程度の家事・育児をこなせるスキルを身につけ、その上で状況に応じて配分するのが理想です。ある家事ができないのなら、まずその家事がどんな作業から構成されているのか分解・認識・習得するところから始め、「できる」を増やしていきませんか。

家事も育児もとても大変ですが、「できる」が増えると達成感があり楽しくなりますし、子どもも自分を頼ってくれるようになります。わが子の幼児期の子育てに深くかかわれるのは親の特権だと思って、前向きに取り組んでみては。

「家事」を分解して認識する!

家事とは、言語化しにくい細かい作業の集合体。ある家事を「できる」ようにするためには、まず、家事に含まれる一つひとつの作業を認識するところから始めましょう。

Q. 「ゴミ捨て」とは?
「ゴミ袋を収集所に持って行くこと?」

A. 作業はこんなに!
❶各部屋のゴミを集める
❷ルールに従って分別。必要に応じ洗浄や解体を行い、ゴミ袋にまとめる
❸決められた日時に収集所に持っていく
❹各ゴミ袋の在庫確認・補充をする

Q. 「食事の支度」とは?
「食材を調理して、盛り付けること?」

A. 作業はこんなに!
❶食品の在庫をチェックして献立を考える
❷食材の買い出しに行く
❸買ってきたものを冷蔵庫にしまう
❹食材を出して調理する
❺食器類を準備、盛り付けて配膳する
❻余った食材や料理を冷蔵or冷凍or処分
❼取り出した調味料や調理器具を片付ける

子どもの反応がパパへの通知表

家族の絆を深めたいなら、たまのプレゼントや「家族サービス」で一発ホームランを狙うより、日ごろから家事・育児への参加を。私もまだまだですが、自分なりに向き合ってきたつもりです。その成果か、今では娘2人とも「お弁当作りや寝る前の絵本読みはパパじゃなきゃ!」と言ってくれます。成長後の子どもたちの反応は、これまでの自分への通知表なのかもしれませんね。

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ハルさん

ハルさん

福岡を拠点に活動するタレント。RKB毎日放送「日曜もタダイマ」など番組MCや司会業のかたわら、2女の子育てに奮闘中。子育てインストラクター資格所有。
https://harulog.jp/