夫婦で育児シェア①
育児をパパと上手にシェアするコツ
「パパを育児に巻き込むコツは?」と聞かれると、全男性を代表して申し訳ない気持ちになります。本来、パパは誰かに促されなくても、自発的に育児するべき存在なのに。でも、残念ながらそうではないパパに対しては、試してみてほしい方法が2つあります。
ひとつめは、パパ一人だけで子どもを見る時間を作ること。その間、ママは一切手出し無用です。心配でしょうが、訓練だと思って、子どもの視界から消えてください(笑)。普段うまく子どもをあやせないパパにも「泣いたらすぐママが取り上げるからでしょ。チャンスをくれれば僕だってできるようになるのに」という思いがあるものです。勇気を持って、パパを信頼して任せてみてください! 誰にも頼れず自分がどうにかするしかない状況に置かれることで対応力が付きますし、育児の苦労も理解してもらえるはずです。
ふたつめは「褒め伸ばし」。パパが何かお世話をしたら「私は毎日当たり前にやってることですけど」の思いは飲み込んで、褒めてあげてください。男って単純なので(笑)。定番ですが有効な手段ですよ。
どんどんお世話を任せてみる!
育児がどう大変なのかを具体的にイメージできないパパには、「おでかけバッグの準備」など、いつもはママがやっている作業を任せてみるのも手です。何が必要か考え、ときには失敗するプロセスを経て「育児」の解像度が高まります。また、アイテムリストやマニュアルを作って、育児の手間を「見える化」するのも一案です。
例えば「おでかけバッグの準備」を任せると…
□ おしりふき、おむつ、消臭袋
□ スプーン、フォーク類
□ ちょっとしたお菓子、おもちゃ
□ 飲みもの、着替え、タオル などなど
上記がそろってやっとお出かけができると認識してもらえる
「ママがいない」状況を作る!
はじめは1時間程度のカフェタイムやショッピングから始めて、慣れてきたらママだけで旅行に出るのもおすすめです。わが家では長女が3歳の頃、妻と義母がハワイ旅行へ。娘との1週間のマンツーマン生活を経て、めきめきと私の育児スキルが磨かれ、娘もますます頼ってくれるようになりました。
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ハルさん
福岡を拠点に活動するタレント。RKB毎日放送「日曜もタダイマ」など番組MCや司会業のかたわら、2女の子育てに奮闘中。子育てインストラクター資格所有。
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