夫婦で育児シェア③
妊娠中は家事育児シェアの準備期間
「ミルク作りやオムツ替え程度なら、自分にもすぐにできるだろう」と考える男性は多いものですが、赤ちゃんのお世話は想像以上に手間がかかるもの。ミルク作り一つにしても、哺乳瓶を消毒したり、粉ミルクをお湯で溶いて人肌まで冷ましたりと、工程が多くて大変です。オムツ替えや沐浴、肌着の着脱なども、育児の知識がないと、まず、できません。ですから、子どもが生まれる前から、パパも一緒に育児について学んでおくことがとても大切です。情報収集はもちろん、実際にミルクを作ってみる、肌着やおむつを触って構造を理解しておくなど、お世話のシミュレーションをしておくといいですよ。
家事も同じ。出産直後の女性の体の負担は相当なものですし、授乳でヘトヘトな場合もあるでしょう。ママが休めるよう、産後の家事はパパがやるのが一番ハッピーですね。そのために、妊娠期間中にしっかり家事のスキルアップと心の準備をしておきましょう。
共働きが一般的になっている今の時代、「できない」と言えばやらなくて済むような状況は、なくすべき。促されなくても、家事育児に参加するようなパパでありたいですね。
お助けアイテムの導入を視野に
家事や育児の負担を少しでも減らすため、便利なサービスやアイテムの活用を検討してみては。どちらかの実家がお祝いで何か買ってくれるというなら、高価なベビー用品より、ドラム式洗濯乾燥機をリクエストするのが私的にはおすすめです(笑)。
ハルさんのおすすめ!
●ドラム式洗濯乾燥機
どんどん出る汚れ物。干す・取り込むのプロセスを丸ごとカットしてくれて重宝します。
●食器洗い乾燥機
食器の洗い方、乾かし方などに関する細かい価値観のすれ違い問題も解決してくれます。
●冷凍離乳食
私がもっと早く知っておきたかったと思ったのはコレ! 解凍するだけなので本当に助かります。
●出来合いのお惣菜
手作りに縛られすぎなくていいと思います! ウチでは大変なときにはどんどん頼ってました。
産後の生活を具体的にイメージして準備を
かく言う私も、産後の妻のために作った料理の写真をSNSに上げたところ、「授乳中のお母さんにこんなにこってりした洋食、ダメだよ」という指摘を受け、そうなの!?と慌てたことがあります。産後に好ましい食事についてあらかじめ調べ、実際に作る練習をしておけばよかったと反省しました。
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ハルさん
福岡を拠点に活動するタレント。RKB毎日放送「日曜もタダイマ」など番組MCや司会業のかたわら、2女の子育てに奮闘中。子育てインストラクター資格所有。
https://harulog.jp/