子どものスキンケア①
子どもの肌ケア、基本は「保湿」!
人の皮脂には、肌の水分を保ったり、アレルゲンや細菌などの異物の侵入を防ぐといった大切な役割があります。ところが、子どもの肌の皮脂分泌機能はまだまだ未熟。乾燥や刺激にとても弱いため、肌の機能が発達してくる10歳ごろまでは、保湿剤を活用したケアが必要不可欠です。保湿は、朝晩の1日2回を基本に、1年を通して行いましょう。その上で、乾燥する季節には、カサつきが気になる部分への重ね付けをおすすめします。同様に、汗っかきで汚れやすい子どもの肌には「洗う」ケアもとても大切。そのままにしていると肌トラブルの原因になるため、汚れが残っている場合、まずはしっかり洗って汚れを落とした上で、保湿剤を使うようにしてくださいね。
保湿剤選びのポイント
保湿剤にはローション、ジェル、クリーム、オイルなどさまざまなタイプがあり、使い心地もそれぞれ。汗をかく時期にはサラッとしたローションタイプ、乾燥する時期にはオイルタイプなどと、季節ごとに使い分けるといいですよ。デリケートな子どもの肌には低刺激・高保湿なものを選ぶこと、また赤ちゃん・子ども用に作られた製品(※)から選ぶことをオススメします。
※コープ商品では「スハダモ」が該当します。
初めて使う製品は必ず様子見を!
全身に塗ってしまった後で肌に合わないとわかると大変です!初めて使う製品は少量を腕の内側に付けてみて、異変がないか2、3日様子を見たうえで取り入れましょう。
塗り方・量に気をつけて
保湿剤は、適量をまんべんなくが大切。なんとなく使っていると必要量に足りていない場合も多いので、下記を参考に実践してみてください。
①手を洗い、清潔な状態にします
②適量の保湿剤を手に取ります
大人の手のひら2枚分(赤ちゃんの背中全面程度)の面積に対して、チューブタイプなら大人の人差し指の先端から第一関節まで、ローションなら一円玉大が適量です。
※一例ですので、お使いになる保湿剤の使い方をご確認ください。
③ティッシュが肌に軽く吸い付く状態(つややかに見える程度)を目安に、顔と全身に塗り広げます
塗り忘れに注意!
外気にさらされ乾燥しやすい耳や爪までしっかり保湿を。赤ちゃんなら首のしわなど皮膚の重なった部分も忘れずに!
教えてくれたのは
profile
久保 美月(くぼ みづき)さん
株式会社ナリス化粧品入社4年目。工場にて 化粧品の製造業務、一般小売の販促業務を経て、現在はコープ事業部九州営業を担当。