離乳食のハテナを解決! Q&A①
初めての子育てではもちろん、経験者にとっても、ハテナが尽きないのが離乳食。今回は、保護者からの質問にお答えします。
Q. 生の果物を与えていいのはいつごろから? また、赤ちゃんに与えない方がいい果物はある?
A. 果物のアレルギーの原因となるたんぱく質は、加熱することで変性し、アレルギーが起こりにくくなります。中期ごろまでは、初めての果物は加熱しておくのがおすすめです。果物はビタミンやミネラルが手軽に取れる食材ですが、果糖も含むので与え過ぎには注意!ほかの食材が進まなくなったり、糖の取りすぎになる可能性も。食後に少しだけ与えたり、苦手な野菜を食べやすくするために合わせてみる、などして使うといいですよ。
気をつけたい果物
りんご、ぶどう…誤嚥や窒息事故の例あり!
※りんごなど固い果物は、加熱して柔らかくするのも有効
おすすめしない果物
缶詰…砂糖が多い
南国の果物…口の周りがかゆくなったり荒れたりすることも
Q. 「これさえあれば便利」という常備菜や常備食材が知りたい!
A. みじん切りにしたたまねぎ、人参とひき肉(※)を炒め、小分けにして冷凍しておきます。使う分だけチャーハンや、スープ、レトルト食品のちょい足しに使えます。何にでも合わせやすいのでおすすめ。
※小分けは離乳食専用の冷凍容器に
※肉の種類は月齢に合ったものを
Q. 白ご飯に飽きたのか、何か混ぜないと食べません。市販されているお弁当用ふりかけなどを与えて大丈夫? それがないと食が進まなくなるのも心配です…
A. お弁当用のふりかけは赤ちゃんのために作られたものではなく、塩分が多いのでおすすめしません。市販のふりかけを使うなら赤ちゃん用から選びましょう。また、毎回何かを混ぜるのではなく、いったんは白ごはんを与えてみましょう。ふりかけばかりになるのが気になるようなら、おみそ汁などおかずと混ぜてみたり、刻みのりやすりごま、青のりなど塩分が少ないものをかけたりして慣れさせてみて。
Q. 手間を省くコツが知りたいです!大人のごはんを作る工程で一緒に作れる離乳食は?
A. 大人用、離乳食用と分けて作るのは大変ですよね。例えばおみそ汁を作る工程で、出汁で具材を煮たあとで取り分け、大人用はみそを溶いて完成。離乳食は、取り分けた具材をつぶしたり刻む、という手があります。おみそ汁は、具材が日によって変わるので、いろんな食材を取り入れられるのがメリットです!
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宮﨑 春香(みやざき はるか)さん
管理栄養士、離乳食アドバイザー。委託給食会社、薬局での勤務を経て、現在は子育てに奮闘しながら離乳食や幼児食について、Instagramやブログで配信。
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