教室の中では楽しいストーリーが展開『１ねん１くみの１にち』

入学式をむかえるみなさんへ

この春、新1年生になるみんな。おめでとう！ 新しいランドセルを背負って、鏡で見たり、おうちの人に見せたりもしているかな？ 筆箱や鉛筆なんかも用意して、上靴を準備したりしているのかな？
学校のことを考えたり、話したりしていると、なんだかドキドキしませんか？ 楽しみな気持ちもあるし、ちょっと怖いような、不安だなって気持ちもあるかもしれませんね。両方あってドキドキしちゃう！ あなただけでなく、きっとみんなそうだよ。お父さんやお母さんもみんな、新1年生になった時には、同じ気持ちだったと思うんだ。どうだったか聞いてみてね。
学校って、行ってみたことはあっても、詳しいことはよく知らないよね。場所だけでなく、1日どんなふうに過ごすのか、まだ学校に通ったことがないからわかんない。わかんないって、ちょっと怖い感じがするのかな。でもきっと大丈夫！ そんなときには、この絵本を読んでみてください。
この絵本の中には、小学1年生のある1日が写真で紹介してあります。写真だからとってもわかりやすいよ。みんなで過ごす教室の様子や、運動場での授業の様子。教室においてあるいろいろなものや、ランドセルに入れていくもの。みんなが気になる給食の写真も、たくさん載っているよ。教室以外の「図工室」や「理科室」という、特別な楽しいお部屋も、みんなの知らない学校のことが、この絵本に載っています。写真の中から、みんなの声やいろいろな音が聞こえてきそうです。最後の方には、小学校に通っているみんなも知らない、内緒の写真もあるから、お兄ちゃんや、お姉ちゃんと読んでみるのも楽しいかもしれませんね。
みんなのドキドキの中の「楽しみ」な気持ちが大きく膨らんでいきますように。そして、小学校で過ごす、みんなの毎日がキラキラ輝きますように！

『１ねん１くみの１にち』
写真・文：川島敏生
アリス館