ポリ袋を使って防災クッキング〈基本編〉
みなさんは、「防災クッキング」にチャレンジしたことはありますか? 災害時にライフラインが寸断されても、温かいものが食べられるだけで気持ちは落ち着くものです。ポリ袋とカセットコンロを使った「防災クッキング」を覚えておけば、“もしも”のときにきっと役立ちますよ。
防災クッキングに必要なグッズ
カセットコンロや鍋、ポリ袋など、最低限必要なものは前もって準備しておきましょう。
基本編「ごはんを炊こう!」
防災クッキングは、ポイントさえ覚えてしまえば、意外と簡単なので、ぜひ試してみてください。
まずは、基本編としてごはんの炊き方をご紹介します。
【材料(1袋につき)】
・ 無洗米 150g(無洗米カップ1合分)
・ 水 200ml
【作り方】
1. 湯せん可能なポリ袋に、無洗米と水を入れる。
★破れなどが気になる方は袋を二重にしましょう!
2. 袋内の空気を抜きながらねじって、できるだけ高い位置でしっかり結ぶ。20~30分浸水させる。
★ごはんが炊き上がってくると膨れるので、できるだけ袋内のスペースを空けておくのがポイント!
3. 耐熱皿を敷いた鍋でお湯を沸かし、(2)のポリ袋全体がつかるように入れて約20分加熱する。その際、火が通りやすいようにフタをしても!
★袋はまとめて何袋か入れてもOKです。鍋のサイズに応じてどうぞ。
4. 火を止め、鍋に入れたまま約10分蒸らす。やけどしないようにトングなどを使って鍋から取り出す。
5. 茶碗などにポリ袋ごと入れ、袋をハサミで切って開いたら完成!
★袋のまま盛り付けると洗い物が出ません!
ごはんの炊き方を覚えてアレンジ自在
レトルトカレーも一緒に湯せんすれば、カレーライスに!
混ぜ込みごはんの素やふりかけなどで味を変化させても♪
いかがでしたか? 次回は、防災クッキング〈応用編〉です。
基本編を覚えて、応用編にもチャレンジしてみてくださいね。
profile
久保 千景(くぼちかげ)さん
防災士。エフコープ組合員歴8年。東京在住の頃に起きた東日本大震災での経験も踏まえ、防災士として防災学習会なども実施している。環境アレルギーアドバイザーとしての活動も行う。