「塩きのこ」でアレンジレシピ♪ 第2話

「塩きのこ」でアレンジレシピ♪ 第2話

ビタミンやミネラル、アミノ酸などが豊富に含まれ、食物繊維が豊富。かつ、低カロリーで値段も安い、と優秀な食材であるきのこ。第1話では、そんなきのこでつくる保存食「塩きのこ」を、福岡で活躍している料理研究家・古川麻水(ふるかわあさみ)さんに教えていただきました。第2話の今回は、「塩きのこ」を使った簡単・おいしいレシピをご紹介します!

アレンジ1 鮭ときのこの炊き込みごはん


鮭ときのこの相性が抜群!塩きのこの旨み成分があるので、昆布や出汁は不要です。

【材料】6〜7人前
・米…2合
・塩きのこ…1カップ半
・鮭…2切れ
・生姜…1片
・塩…少々
・しょうゆ…大さじ1/2
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
・サラダ油…適量

【作り方】
1. 生姜は皮をむいて千切りにする。生姜の皮と酒、塩少々で鮭に下味をつける。米を洗い、30分以上吸水させる。
2. 油をひいたフライパンで、鮭の両面に焼き色をつける。
3. 鍋に、水をきった米としょうゆ、酒、みりん、生姜、水280cc、塩きのこを汁ごと入れて軽く混ぜ、上に(2)をのせて炊く※。
※鍋で炊く場合は、蓋をして強火で加熱し、沸騰したら弱火で10分(土鍋は7分)加熱。その後、蓋をしたまま10分蒸らす。
4.  鮭の骨をとり、ざっくりと混ぜる。お好みで三つ葉をのせてできあがり。

アレンジ2 たっぷりきのこのみそ汁


たっぷりのきのこがおいしい、秋のみそ汁。塩きのこは一度ゆでているので、すぐにできあがるのもうれしいポイントです。

【材料】2人前
・塩きのこ…1/4カップ
・白ネギ…約10cm
・みそ…小さじ1〜2

【作り方】
1. 鍋に水200mlと塩きのこを入れて加熱する。白ネギはななめ薄切りにする。
2. 沸騰したら白ネギを入れてさっと茹でる。
3. 弱火にし、みそを溶く。味見をしながら味噌の量を調整してできあがり。

アレンジ3 きのこたっぷりクリームスープ


今からの季節にぴったりの、塩きのこをたっぷり使ったクリームスープです。牛乳にみそを加えることで、生クリームを使っていないのに濃厚な味わいになりますよ

【材料】2人前
・塩きのこ…3/4カップ
・たまねぎ…1/2コ
・じゃがいも…100g
・ベーコン…30g
・牛乳…210ml
・みそ…小さじ1〜2
・サラダ油…小さじ1
・塩、こしょう…少々

【作り方】
1. ベーコンは食べやすい大きさに、玉ねぎは1cm幅のくし形切りに、じゃがいもは皮をむいて約1cm幅の食べやすい大きさに切る。
2. 鍋にサラダ油をひき、ベーコンを炒める。焼き色がついてきたら、玉ねぎを加えてしんなりするまで炒め、その後、じゃがいもと塩きのこを入れてさっと炒める。
3. (2)に牛乳を入れて、弱火で煮る。じゃがいもに火が通ったらみそを溶いて火を止める。塩、こしょうで味をととのえてできあがり。

アレンジ4 きのことトマトのオイルパスタ


塩きのことトマトを使ったシンプルなオイルパスタです。ポイントは、パスタのゆで汁とオリーブオイルをしっかり混ぜて乳化させること。パサパサにならずにおいしく仕上がります。

【材料】2人前
・塩きのこ…1/2カップ
・パスタ…140g
・にんにく…1/2片
・トマト…1/4個
・オリーブオイル…大さじ1
・塩、黒こしょう…少々

【作り方】
1. にんにくはみじん切りに、トマトは約1.5cmの角切りにする。
2. たっぷりの湯を沸騰させて、塩小さじ2ほど(分量外)を入れ、パスタを茹で始める。パッケージの茹で時間よりマイナス1分くらいがアルデンテに仕上がっておいしい。
3. フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れて弱火で加熱する。にんにくの香りがたったら(2)の茹で汁を大さじ4入れて、よく混ぜて乳化(白くにごった状態)させる。
4. きのことトマトをさっと炒め、茹で上がったパスタの水分を切って(3)に入れ、さっと絡めたらできあがり。

いかがでしたか?塩きのこを準備しておけば、和洋さまざまな料理に活用できますね!きのこのおいしいこの季節に、ぜひ試してみてください。

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古川麻水(ふるかわあさみ)さん

古川麻水(ふるかわあさみ)さん

料理研究家、フードコーディネーター、フードスタイリスト。株式会社アサソフラ代表取締役。福岡を中心にテレビや雑誌などで活躍する他、料理教室の開催や食の総合プロデュースなどにも幅広く携わる。
〈instagram〉https://www.instagram.com/asami_furukawa/?hl=ja