プロに聞く、スマホ撮影のコツ Best6
ちょっとした撮影にスマートフォンを使う方も多いのではないでしょうか。今回は、撮影時に気を付けたいポイントとコツをプロに聞きました。今日から撮れる“映え”写真でインスタグラマーになれちゃうかも!?
コツ①ブレを防ぐ、構え方
「せっかく撮ったのにブレてしまった」という経験はありませんか?スマートフォンを片手で操作してしまうと、ブレた写真になってしまいがち。構えるときは、「脇をしめて、両手で持つ」のがおすすめです。
コツ②グリッドを活用する(補助線)
写真が微妙に傾くのを防げる「グリッド」。カメラの設定の項目にある「補助グリッド」を表示すると、画面に線が出て、撮影の手助けに。建物なら柱、自然なら木や水平線などをグリッドに合わせると、スッキリした写真になります。*水平マーカーを出すのも方法の一つです。
コツ③被写体にピントを合わせる
被写体にピントを合わせるときは、撮影時に画面をタップまたは長押し。そうすると、黄色い円や四角のマーク(※)が表示され、タップした場所にピントが合います。機種によっては明るさ調整もしてくれます。
※表示されるマークの形状は機種によって異なります。
コツ④動画+写真の同時撮影
運動会など、「瞬間」を逃したくない場合は、動画を撮影しながら、カメラのシャッターも押すのがおすすめ。動画撮影中に出てくるシャッターマークを押すと撮影できますよ。短い時間なら、連写モードで撮っておいて、ベストショットを選んでもいいと思います。
コツ⑤食べ物は「寄り」で撮る
食べ物を撮影するときには、「寄り」で撮ると立体感のある写真に。離れて撮ると、テーブルの上にあるお皿や楊枝など“写らなくていい”部分も入ってしまいがちなので、初めは寄りがおすすめです。
※撮影時には、スマートフォンの影が入っていないかも確認しておきましょう。
コツ⑥光を上手に使う
撮影する上で光は重要な要素の一つ。太陽光の下での人物撮影は、顔に影ができてしまうので、日陰で撮るなどの工夫を。“眩しい表情”も避けられます。逆光での撮影では、明るさをどこに合わせるのかで雰囲気が変わってきます。ピント合わせの要領で画面をタップまたは長押しして調節してみてください。
※多くのスマートフォンにあるHDRモードを設定すると、明るさを自動で調整してくれます。
ワンランク上の撮影テクニック!
・子どもの撮影では、あえて目線を外すと雰囲気のある写真になります。
・被写体を中央にすると記念写真のように、右か左に余白を作ると、こなれた印象に。
・スマートフォンによっては、ポートレートやマクロ、ナイトビジョンなどの撮 影モードがあります。シーンに合わせて使い分けをしてみてください。
教えてくれたのは
profile
音𣷓潤一(おとなぎじゅんいち)さん
フォトグラファー。写真スタジオ「Photo Nagi」代表。ブライダル撮影をはじめ、広告や雑誌などの撮影を行う他、福岡市中央区のスタジオにて子どもや家族の記念写真なども幅広く手がける。子どもの絶妙な表情やシーンを捉えた、やわらかい空気感のある写真に定評がある。
・写真スタジオ「Photo Nagi」
http://www.photonagi.com