【飯塚市】星と桜の名所・大将陣公園へ。スタードームでは無料の星空観望会も

【飯塚市】星と桜の名所・大将陣公園へ。スタードームでは無料の星空観望会も

今回は、春の大将陣公園(福岡県飯塚市)を、チアちゃん・デイズくんと一緒にご紹介。小さいお子さんから小学生まで楽しめる複合遊具がそろうゾーン、桜並木の散歩道、歴史ある「大将陣神社」、山頂の「大将陣スタードーム」など、盛りだくさんの見どころをご案内します。山の上の公園なだけに、眺望も抜群。参加無料・予約不要の「星空観望会」(毎週土曜)など、星にまつわるすてきなイベントも開催されていますよ。
チアちゃん・デイズくんの紹介ページはこちら

【目次】
●筑豊エリア屈指の桜の名所
●大型の複合遊具が楽しい
●山頂から嘉穂盆地を一望
●地元教師の思いが形に「スタードーム」
●毎週土曜に無料開催!星空観望会
●JR天道駅からの参道もチェック
●施設詳細・アクセス

筑豊エリア屈指の桜の名所

飯塚市穂波地区の大将陣公園は、標高112メートルの自然豊かな大将陣山一帯に広がる、地域住民のいこいのスポットです。

“大将陣”という名前は、平安時代中期に「藤原純友の乱」の討伐を命じられた源満仲が陣を置いたことに由来するといわれているそう。歴史のロマンを感じますね。

桜の名所としても知られていて、園内のあちらこちらにソメイヨシノや枝垂れ桜など約2500本の桜が植えられています。例年3月下旬から4月上旬にはご覧のとおり、あたりは華やかなピンク一色に!

エントランスでMAPをチェック

今回訪れたのは3月下旬とちょうど桜の時期。午前中でしたが、園内はすでにお花見やおさんぽをする人でいっぱい! 駐車場やエントランス付近には屋台も立ち並び、にぎわっていました。

園内のところどころにレジャーシートを敷いて座れる広場があるほか、東屋やベンチも点在しているので、お弁当やおやつを食べながら桜を楽しむこともできます♪

満開のソメイヨシノ

大型の複合遊具が楽しい

子どもが遊べる遊具は、駐車場やエントランス付近に集中しています。遊具のあるゾーンに入って最初に見えてくるのが、青×黒の大きな「ビッグウエーブカーボンスライダー」。カーボン製は摩擦が小さく、なめらかに滑り下りられる特長があり、滑り台が苦手なお子さんも挑戦しやすいかも! カーボン製の滑り台としては西日本最大級の大きさなのだとか!

おや? 左上にも楽しそうな遊具が。チェーンや階段、壁面を伝って上ってみると…

3本の滑り台がニョキニョキと飛び出る複合遊具に到着!

こちらは複合遊具「ドリームツリーみんなのお家」です。デッキの最上段からの見晴らしは抜群!

脇の道からも、飯塚市内のパノラマが楽しめますよ。

ほか、ブランコやネット遊具、ターザンロープなども設置されていて、幼児から小学生まで楽しむことができます。

遊具のそばにはベンチもあるので、遊び疲れたらいつでもひと休みできますよ。

かわいい動物型のベンチも!

山頂から嘉穂盆地を一望

エントランスや遊具のゾーンからは、山頂方面へ向かう遊歩道が整備されています。

桜の開花シーズンには、毎年、桜並木にぼんぼりが登場。夜になると幻想的な夜桜が満喫できるそうです!

桜並木を見ながら坂道を上っていくと、5分ほどで山頂に到着します。

山頂付近からは、嘉穂盆地のパノラマが広がっています。飯塚市内はもちろん、南東方向には険しい英彦山の姿も望めますよ。

炭鉱の町の面影を残す「ボタ山」もすぐそこに。

山頂の西側には「大将陣神社」が鎮座しています。“イボ”など、肌に悩みがある人に霊験があると伝えられ、遠くからも参拝客が訪れる神社です。

特に参拝客が多いのが元旦。初日の出の見物と初詣を目当てに、山頂はたくさんの人でにぎわうそうです。

地元教師の思いが形に「スタードーム」

遊歩道の突き当たりで、コンクリート製の建築物を発見しました。

屋上にドームがある不思議な形の建物です。一体なんだかわかりますか?

正解は「ドーム型天文台」!名称は「大将陣スタードーム」と言います。

かつて地元の高校で地学を教えていた山本隆弘(やまもと たかひろ)さんが「筑豊の子どもたちが気軽に星を観測できる場所があれば」と、退職金の一部を使って2001年に建てたものです。

※内部はイベント時以外の立ち入りは禁止

天井が開閉するドーム内には、肉眼の約3000倍の光を集める口径40cmの天体望遠鏡が設置されています。

ちなみにドームの設計者は、「みすぼPayPayドーム福岡」を設計した方なんだとか!そう言われてみれば、どことなく似ていますね。

ドームの内部には、子どもが腰掛けるのにちょうどいい青い椅子が並ぶほか、星についての資料もたくさんあります。

「星空クイズ」などのこうした資料は、山本さんの手作り。教育者としての熱意が胸にしみます!

毎週土曜に無料開催!星空観望会

山本さんが始めた無料の星空観望会は、2023年の引退後もボランティアの方々に引き継がれ、現在は、毎週土曜の夜に開催されています。

なんと無料・予約不要というから驚きです!

星空観望会の様子

観測対象は月の表面だったり土星の輪だったりと、日によって変わるそうです。足を運ぶたびに、それぞれ違う美しさ、面白さに出会えますよ。

ほどよく高台で周辺に障害物や強い光がない大将陣山は、天体観測に最適な場所なのだとか。

町中で気軽に天体観測ができる貴重なスポットです。ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。夏休みの自由研究のテーマにも最適ですよ。

スタードームを訪れる際には、エントランス側の駐車場ではなく正面から北側にぐるりと回り込んでアプローチする中腹の駐車場に駐車するのがおすすめです。

エントランス側の駐車場からは車で3、4分ほどかかります。地図をチェックして出かけてみてくださいね。

●星空観望会
期間:4月〜9月 20時〜21時30分、10月〜3月19時〜20時30分
料金:無料
※雨天中止。開催情報は公式サイト・Instagramにて

●スタードーム・イベント情報
現在、スタードームの維持管理にあたるのは、「天空の道プロジェクト」代表の松本英作(まつもと えいさく)さん。山本さんやスタードームに込められた思いを次代に残すための取り組みも発足し、子どもが楽しめるさまざまなイベントを企画中とのことです。

7月には第一弾として、天の川の下で音楽を楽しむイベント「七夕音楽フェス(仮)」が開催されます。大将陣公園広場で開催される、大人も子どもも楽しめる音楽イベント。暗くなってからは、スタードームにて星空観望会も行われます。興味のある方は、ぜひ出掛けてみてくださいね!


●七夕音楽フェス(仮)
開催日:2025年7月5日(土) 午後より
開催場所:大将陣公園広場・スタードーム
※雨天の場合、飯塚市穂波交流センターにて開催
問合せ:天空の道プロジェクト 代表 松本英作さん
(090-1160-4622)

JR天道駅からの参道もチェック

大将陣公園の山頂には、山の反対側のJR天道駅側入口から徒歩でアクセスすることもできます。

点在するお地蔵さんや紅葉を眺めながら、麓から山頂の大将陣神社まで約20分。勾配が急なため万人におすすめできるルートではありませんが、体力のある小学生くらいのお子さんなら問題なく登れます。

運動不足の人や森林浴をしたいという人は、チャレンジしてみてくださいね。

施設情報・アクセス

施設情報

大将陣公園(たいしょうじんこうえん)

大将陣公園(たいしょうじんこうえん)

福岡県飯塚市楽市1-14
問合せ:飯塚市都市計画課(0948-22-5512/直通)
入園自由
駐車場/93台(無料) 。ほか桜並木側駐車場にも数台駐車可能
アクセス/八木山バイパス穂波東ICより車で約30分。またはJR天道駅より徒歩約20分

●公園ホームページはこちら
https://kankou-iizuka.jp/topic_32/

●大将陣スタードームと星空観望会情報についてはこちら
http://www.kiraboshi.org

星空観望会・イベントについての問合せは
天空の道プロジェクト 代表 松本英作さんまで(090-1160-4622)

※情報は2025年4月時点のものです。

✔︎こどもとお出かけDATA
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店/なし
◎飲食店/なし
◎授乳室/なし
◎ベビールーム/なし
◎ベビーカー貸し出し/なし
◎コインロッカー/なし

エフコープは飯塚市と包括連携協定を締結しています

エフコープは2022年1月に飯塚市と包括連携協定を締結しました。「いいづかブランド認定制度」で認定された商品を中心とした産業振興や、市内のまちづくり協議会とも連携したお買い物支援など、組合員サービスの向上と地域の活性化につながるとりくみを進めています。