親子や夫婦で楽しくリラックス!ペアーハンドヒーリング
「ペアーハンドヒーリング」は、手と手の触れ合いでそのぬくもりを伝え、やさしく揉んだりほぐしたりすることで、癒やし効果や安心感を得られるもの。ちょっとした時間に親子や夫婦で手軽にできるコミュニケーションのひとつです。
そんなペアーハンドヒーリングを今回ご紹介いただくのは、以前、指ヨガについて教えてくださった、エフコープくらしの学習サポーターで指ヨガインストラクターの安河内倫子さん。ご自身の二人の息子さんもお気に入りなのだそうです。
ペアーハンドヒーリングはコミュニケーションのツールにも
安河内さんに以前教わった指ヨガは、体の不調の改善を期待して行うセルフケアの一つでした。
今回のペアーハンドヒーリングは、子どもや夫など身近な人の手に触れることによってリラックス効果が期待できるもので、同時にココロのコミュニケーションにもつながります。安河内さんご自身も、二人の息子さんにほぼ毎日、行っているそうです。
安河内さん:
「緊張すると手が冷たくなったり、リラックスすると温かくなったりするように、手は脳と密接につながっています。ですから、例えば子どもがなかなか寝つけなかったり、ぐずって機嫌が悪かったりする時にペアーハンドヒーリングを行うことで気持ちが和んだり、すーっと寝てくれたりという効果が期待できます。
私の場合は、ペアーハンドヒーリングは、子どもと一対一で向き合い、ゆっくり話をする時間でもあります。子どもに心地よさを与えることはもちろん、マッサージする側も癒やされるんですよ。
マッサージは夫婦で行うのもいいですし、おじいちゃんやおばあちゃんへのケアにもおすすめ。介護に取り入れているところもあるようです」
子どもたちに行う際のコツや注意点は?
安河内さん:
「子どもの手は大人と比べてかなり繊細なので、できるだけやさしく、包み込むような気持ちで。その都度、痛くないか確認しながら行ってください。オイルやクリームなどを塗ると、より滑らかにマッサージできます」
ペアーハンドヒーリングを行ってみましょう
ペアーハンドヒーリング 指ヨガで心身ともにリラックス
出典: YouTube
安河内さん:
「ペアーハンドヒーリングは全部で10行程ありますが、必ずしも一連の流れをすべて行う必要はありません。子どもが気持ちいいと感じる動きを繰り返してもいいでしょう。
行う際の年齢制限はありませんが、新生児や乳児に対しては、ペアーハンドヒーリングの具体的な手技ではなく、やさしく触れたり揉んだりするだけでOK。回を重ねるにつれ、赤ちゃんは親から触られていることをきちんと認識して、すごく安心感が得られると思います」。
手から手へ、家族に愛情を伝える方法としてもおすすめしたいペアーハンドヒーリング。夜寝る前、入浴後など、時間を決めて毎日の習慣にしてもいいですね。
◎エフコープでは、組合員1人を含む3人以上でくらしの学習サポーターによる学習会を開催できます。詳しくはこちらをご覧ください。
profile
安河内倫子(やすこうちのりこ)さん
指ヨガインストラクター。偶然知った指ヨガによって、長男を出産後の体調不良が大幅に改善。以後、インストラクターの資格を取得。現在は北九州市を中心に講師として活動中。2児の母。