お米をおいしく長持ちさせるコツ
最近は米不足や価格の高騰もあり、いつもより多めにお米を買って保管している方も多いのではないでしょうか? お米はにおいが移りやすく、保管方法によってはカビや虫が発生してしまうことも。おいしさを保つために「保管場所の違い」と「保管容器の違い」による影響を実験しました。
【実験①】お米はどこで保管すると長持ちする?
お米を「冷蔵庫の野菜室」「風通しの良い冷暗所」「高温多湿な場所」でいずれも《米袋のまま/密閉容器》で1カ月保管し、酸化(鮮度の低下)の程度を試薬で比べました。毎日ご飯を炊くことを想定し、1日に1回、袋や容器を開きました。
●結果
〈野菜室での比較〉
どちらも黄緑色になったが、見比べると米袋の方が少し黄色っぽい。
〈冷暗所での比較〉
どちらも黄緑色になったが、見比べると米袋の方が黄色っぽい。
〈高温多湿下での比較〉
どちらも黄色っぽくなった。
●お米の鮮度
試薬による色の変化で酸化の進み具合がわかります。
酸化していないお米:緑色
酸化が進んだお米:黄色~オレンジ色
●考察
高温多湿の環境では、お米の酸化が進みやすいことがわかりました。一方、冷暗所や野菜室では、酸化の進行が抑えられています。酸化は空気に触れている部分から進行するため、空気に触れにくい密閉容器での保管が適しています。
【実験②】容器によってにおい移りは変わる?
においの強いものの近くでお米を保管した場合を想定し、各容器に入れたお米を「香り付きトイレットペーパー」と一緒に袋に入れて室温で保管。1日目、3日目、1週間後にそれぞれにおいを確認し、におい移りの有無を調べました。
A:米袋(袋の上部を輪ゴムでしっかり留める)
B:ジッパー付き袋
C:桐製の米びつ
D:密閉容器(使用前にエタノールで拭き、清潔な状態で使用)
E:ペットボトル(水が入っていたものを洗浄し、十分に乾かしてから使用)
●結果(におい移り)
●においの評価方法
においがない場合は「0」、においがある場合は、その強さを3段階で評価する。
●考察
米袋やジッパー付き袋などのポリエチレン袋には小さな穴があるため、におい成分が入り込みやすく、におい移りが起きやすくなります。そのため、お米の保管場所や近くに置くものには十分な注意が必要です。
一方、桐製の米びつ、密閉容器、ペットボトルについては、1週間保管してもお米へのにおい移りは見られませんでした。ただし、容器自体のにおいが移る可能性があるため、使用前に容器のにおいを確認する必要があります。
お米をおいしく保つための3つのポイント
1.密閉容器に入れる
お米は空気に触れるほど酸化しやすいため、容器は密閉できるものを。
2.風通しの良い冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保管
夏場は野菜室が安心です(冷えすぎない場所を選びましょう)。
3.早めに食べきる
目安は精米から1カ月以内(夏は2週間程度)。
注意したいこと
お米の袋にはごく小さな空気穴があいています。袋のままの保管は、におい移り・カビ・虫発生の原因に。未開封でも避けましょう。水気と湿気に注意!シンク下での保管はNGです。
お米は毎日の食卓の主役
ちょっとした工夫で、おいしさをぐっと長持ちさせることができます。「密閉容器・冷暗所・においの強いものの近くに置かない」この3つを意識して、おいしいお米を楽しみましょう!
施設情報
エフコープ商品検査センター「りんご館」
エフコープ商品検査センター「りんご館」では、生産者や取引先、エフコープで確認した商品基準や商品仕様書などの約束ごとが守られているか検査を通じて検証しています。安心して利用できる商品をお届けするために、さまざまな角度から検査を行っています。
◎商品検査センターについて、詳しくはこちらから
https://www.fcoop.or.jp/product/product_inspection/
