「自分がしたほうが早い」から卒業! 心と時間にゆとりを生む、家事のこなし方 第2話

「自分がしたほうが早い」から卒業! 心と時間にゆとりを生む、家事のこなし方 第2話

生活コラムニストのももせいづみさんから、忙しい毎日でも無理なく家事をこなすためのいろいろなコツを教えていただくこのシリーズ。第2話では、家族に家事参加を促す方法や、効率的な家事のアイデアを具体的に教えていただきます。

★第1話はこちらから。

道具と配置にひと工夫


家族で家事をシェアするには、まずは道具の見直しから始めるのが近道です。誰もが簡単に使えて、使ってみたくなるような道具を、すぐ手の届く場所に配置してみましょう。「これ何?」と思ってもらえたらしめたものです。

●家族で使う道具の3原則
・片手で(手軽に)使えるもの。
・手を汚さずに使えるもの。
・出しっ放しでも見苦しくないデザイン性のあるもの。

●道具を配置する場所の3原則
・しゃがんだり背伸びしたりせず、水平移動で手に取って使える場所。
・汚れやすい場所から5秒以内で手に取れる場所。
・「扉を開けるだけ」など、2ステップ以内で見つけられる場所。

夫に家電選びを任せる

もし、夫が家事にあまり参加しない場合は、道具や家電選びを夫に任せてみて。家事に無関心でも、道具や機械モノには興味を示すという男性は少なくないはず。道具や家電選びは、家事シェアのチャンスです!

時間の余裕を生む便利な道具を


食洗機やロボット掃除機などの家電は、家事の時短に大変役立ちます。子育て中の方や仕事と家事の両立を図りたい人は、これらの家電に頼るのもいいでしょう。

時間を区切って効率的に


効率的に家事をするには、時間を区切ること。例えば、好きな曲をかけてその曲が終わるまで床を拭く、タイマーをかけて15分間だけ片付けをするなど、時間制限を設けましょう。時間が来たら、たとえ途中でも「そこで終了!」とするのがコツです。

マイナスになりにくくする予防策を

片付いた状態を「ゼロ」とすると、皿洗いや掃除など、家事の多くは、汚したり散らかしたりして「マイナス」になった状態を、「ゼロ」に戻す行為。そのため、大きく汚れない、片付けやすい仕組みをつくれば、家事の手間も省けます。キッチンなどの汚れやすい場所は、普段から予防策を施しておきましょう。


ももせさんオススメの道具たち

* 排水口用浅型バスケット *

排水口のバスケットを、浅型にして2個用意。1日ごとに交互に使ってみましょう。
使っていない方をしっかり乾かせば、ぬめりません。

* セルローススポンジ *

布より吸水率が高く、乾きも早いので雑菌が繁殖しにくく、台ふきにおすすめ。
片手でさっと絞って使える手軽さもうれしい。

* スケッパー *

プラスチック製のスケッパーがあると、調理で出た野菜のくず、
食器をすすいだ後のシンクの汚れやゴミが簡単に集められて便利です。


いかがでしたか?道具や配置を工夫して、家族と家事をシェアして、効率的に家事をこなしましょう! 次回は、家事シェアをする際の大事な考え方や、自分の時間を確保する方法について教えていただきます。

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ももせいづみさん

ももせいづみさん

コラムニスト。くらしやライフスタイルをテーマに、雑誌やテレビ、ラジオ、講演などあらゆるジャンルで活躍中。生活を楽しむためのさまざまな提案が、男女を問わず多くの支持を集めている。『働くお母さん お助けバイブル』(主婦の友社)『季節のある暮らしを楽しむ本』(だいわ文庫)など著書多数。
ももせいづみ Official Site「Art de Vivre」

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 https://www.izoomi-m.com