ザ・キャビンカンパニーに教わるダンボールアートのクリスマスマグネット

ザ・キャビンカンパニーに教わるダンボールアートのクリスマスマグネット

クリスマスに向けて、そろそろツリーやリースの準備を始めているご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、特集でご紹介した絵本作家ユニット「ザ・キャビンカンパニー」の吉岡紗希(よしおかさき)さんに、身近な材料で手軽にできる「サンタマグネット」の作り方を教えていただきました。今回ご紹介するのは、ご自身も2歳になる娘と一緒に楽しんでいるという、ダンボールを土台にパーツを貼って仕上げる「ダンボールアート」のマグネット。かわいいサンタさんでお部屋を思いっきりにぎやかに飾ってみませんか。


【用意するもの】

A ダンボール
B マグネット
C 正方形の木片(補強用なのでなくてもよい)
D 色画用紙や折り紙、好きな柄の紙
E 手芸用の綿
F 毛糸、手芸用の目玉やポンポンなどのデコパーツ、セロファン、トイレットペーパーの芯 
※すべて飾り用なので好みのものでOK
G 木工用ボンド、はさみ、カラーペン
H 紙コップと割り箸(ボンドを塗る際に使う)、新聞紙(作業の際に敷くもの)
★マグネット、木片、デコパーツは100円ショップで購入。

ふんわりおひげと三角帽の、サンタマグネットを作ろう!


1. サンタクロースの顔の土台を作ります。マグネットを7cm程度の正方形に切り、ダンボールの上に載せてマグネットがはみ出さないように顔の輪郭を書き、はさみで切ります。
★補強用の木片を使う場合は、サンタクロースの顔と木片をほぼ同じくらいの大きさにして輪郭を描きます。その際は、マグネットを木片より2まわりほど小さな正方形に切ってください。


2. 顔の肌になる色紙を(1)のダンボールと同じ大きさに切って、(1)の上にボンドで貼りつけます。
★ボンドを紙コップに適量入れ、割り箸を使うと塗りやすくなります。


3. (2)の下半分にボンドを塗り、ヒゲになる綿を貼りつけます。この時、貼りつけた綿の上にもボンドを適量塗っておくと、乾いた後に綿が補強され、しっかり固定できます。
4.   三角帽をつけます。ダンボールを三角に切り、ボンドで後ろ側から頭に貼りつけます。


5. (4)をペンで赤く塗り、ボンドで写真のように短く切った毛糸を貼りつけます。帽子の上部にポンポンを、下部に綿を貼りつけます。
★ボンドは乾くと透明になるので、写真のようにはみ出してもOKです。
6. (5)に目、鼻(ポンポン)、眉毛(毛糸)をボンドで貼りつけ、ヒゲの中にペンで口を描きます。


7. 耳はトイレットペーパーの芯を細く切って色を塗り、ボンドで貼りました。
8. マグネットにボンドを塗り、(7)の裏側に貼りつければ完成です。


吉岡さん:
「好きな布やビーズ、市販のデコパーツなど、身近にある材料を自由に使ってアレンジできるダンボールアートは、イベントのワークショップでもよく子どもたちに教えています。今回、材料に入れていたセロファンは使っていませんが、帽子などの飾りに使ってもかわいいですよ。
クリスマスツリーやトナカイなどなど、いろいろなモチーフで楽しんでみてください!」

多少形が崩れても、はみ出したりゆがんだりしても、それも味わい。「細かい部分にこだわらず、自由に楽しめるのがダンボールアートの魅力です」と語る吉岡さん。さっそく、親子でわが家のオリジナルサンタさんにチェレンジ!


◎ザ・キャビンカンパニーさんにお話を伺った「絵本作家『ザ・キャビンカンパニー』の、子育ては波乱バンザイ!」はこちらから。


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ザ・キャビンカンパニー

ザ・キャビンカンパニー

阿部健太朗(あべけんたろう)さん、吉岡紗希(よしおかさき)さんによる絵本作家ユニット。大分県由布市にある廃校をアトリエに、絵本をはじめ立体造形、アニメーションなどのさまざまな技法を用いで創作活動を続けている。アート性の高い絵画やストーリーで表現された独自の世界観が高い評価を受け、これまでに「TURNER AWARD2010未来賞」「第7回日本童画大賞準優秀賞」などを受賞。主な著書に『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版/第20回日本絵本賞読者賞受賞)、『しんごうきピコリ』(あかね書房/第23回日本絵本賞読者賞受賞)など多数。最新作『クリスマス★げきじょう』(小学館)も好評発売中。

<ザ・キャビンカンパニーホームページ>
http://cabin8cabin.web.fc2.com