服を汚しちゃった!! そんなときは「マグカップシミ抜き」

服を汚しちゃった!! そんなときは「マグカップシミ抜き」

おうちでできるマグカップシミ抜きの方法を伝授!

みなさんは服を汚してしまったとき、どう対処していますか? 慌てておしぼりなどでゴシゴシこすって汚れを広げていませんか? 今回は、家庭でできる「マグカップシミ抜き」の方法をクリーニング師の福留裕司(ふくどめゆうじ)さんに教えていただきました。

まずは洗濯表示を確認しよう!

衣類のタグにある洗濯表示は、細かく分けると41種類ありますが、上記の基本記号の中でも「家で洗濯ができるか」を判断する際に重要なのは2つ。「家庭洗濯」と「クリーニング」の図を理解しておくだけでも、洗濯での失敗が激減します。

汚れ(シミ)の構造を知ろう!

汚れ(シミ)は、大きく分けて下記の3種類があります。

またシミは下図のような構造で付着しています。

中でも注目したいのは、一番外側を覆う①の油溶性の汚れ。水と油は反発し合うため、おしぼりなどでゴシゴシしても汚れは落ちません。洗剤の主成分である界面活性剤によって油分を包み、水で押し流すことで落とせます。

おうちで「マグカップシミ抜き」

クリーニング屋ではシミ抜きを行う際、蒸気を使って漂白剤(洗剤)を意図的に活性化させる手法があります。これを家庭で簡易的に実践できるのが「マグカップシミ抜き」です。汚れが付いたときは試してみてください!

用意するもの(油溶性の汚れの場合)
●液体の食器用洗剤(もしくはクレンジングオイル)
●液体の酸素系漂白剤
●歯ブラシ
●マグカップ
●お湯(90℃以上)
●プラスチック容器
●水(もしくはぬるま湯)

注意
事前に色落ちチェックを行いましょう!

❶ 漂白できる衣類か洗濯表示で確認!
△マークが×だったら漂白不可。

❷ 綿棒などに漂白剤または洗剤を付ける。
❸ 生地の裏側など目立たない所に擦り付ける。
⇒ 色が綿棒に移らなければOK。移った場合、漂白は避ける。

今回はミートソースを付けた生地を用意して実験!

お湯を注いだマグカップにシミの付いた生地を置き、食器用洗剤をシミの部分に注ぐ。

歯ブラシを使って、シミをトントン叩くように洗剤を塗り込んでいく。
外から内に攻めて、シミの広がりを防ぐのがポイント!

歯ブラシで生地をカップにつけ込んで混ぜる。

プラスチック容器に水を入れ、生地を移してすすぎ洗いする。

油溶性の汚れが食器用洗剤だけで落としきれなかった場合、酸素系漂白剤を使って、(1)~(4)の工程を繰り返す。

覚えておくと便利な使い分け

●ボールペンの汚れ…クレンジングオイル(オレンジオイル配合だとなおよし)
●ミートソースなど油溶性の汚れ…食器用洗剤(液体)
●醤油など水溶性の汚れ…酸素系漂白剤(液体)

※油溶性(ミートソースや油性ボールペン)の汚れの場合は、食器用洗剤やクレンジングオイルで一度洗ってみて、落としきれなかった場合は酸素系漂白剤を使って、2度洗いしましょう!

泥汚れの洗い方

泥は不溶性粒子なので、洗剤の効果が出にくい汚れです。泥汚れには以下の手順で試してみてください。

1. 汚れたところを叩いたり、指で弾くなどして、まずは落とせるだけ落とす。
2. 一旦濡らして、石けんをもみ込む。
3. シャワーを泥汚れの裏側から当てて洗い流す。
4. (1)~(3)の工程を数回繰り返す。

洗濯表示や汚れの基本を知った上で、みなさんもぜひ、マグカップシミ抜きや泥汚れの洗い方をやってみてくださいね。

profile

福留 裕司(ふくどめゆうじ)さん

福留 裕司(ふくどめゆうじ)さん

明治屋クリーニング法人営業部マネジャー。クリーニング師。子どもの通う保育園が布オムツスタイルのため、毎夜オムツの洗濯に奮闘中。エフコープ西部ブロック活動委員会主催の講座「ワンランク上のおうちクリーニング」では、講師として登壇。