親の服の色で何が変わる!?

親の服の色で何が変わる!?

子どもにはカラフルな色の服を選ぶけれど、自分の服は無難な紺や黒色の服が多くなりがち…。そんな方も多いのではないでしょうか? 「子育て中は親御さんの服装も意識してほしい」と話すのは、エフコープくらしの学習サポーター※で、日本パーソナルカラー協会認定講師の市原玖美(いちはらくみ)さん。子育てに取り入れたい「色のパワー」について教えていただきました。
※専門分野に詳しく、組合員理事などの推薦を受けて講師として登録している組合員のこと。

色はいつから判別できる?


色には、子どもの脳を刺激し、感性を育む力があります。
生まれたばかりの赤ちゃんは光の明暗ぐらいしか判別できませんが、成長とともに色への反応が表れ始めます。最初にじっと見つめたり手を伸ばしたりするのは、黄や赤、オレンジなどの明るくはっきりした色。色に反応することで脳が活性化し、知恵付きが早くなったりするので、乳児の玩具の色はパステルカラーよりも原色がおすすめです。
また、3歳ごろまでにははっきりと色を判別できるようになり、4歳ぐらいになると色の好き嫌いが出てきます。子ども用品を選ぶときは、親の好みを押し付けず、子どもの意見を取り入れながら選んでみるといいでしょう。それが、色に対する感性やセンスを育むことにもつながります。

自然の色に触れる


幼い頃に自然光の中でたくさんの色を見て育つと、大きくなってから繊細に色が見分けられるようになります。できるだけ外に連れ出し、「このお花きれいね」とか「今日はお空が青いね」などと話し掛けながら、自然の色に触れるようにしましょう。まだ色の判別がつかない赤ちゃんでも、話し掛けることで脳の刺激になります。

親の服装も意識して


子どもは、親の服装を意外とよく見ています。親がモノトーンや同じ色の服ばかり着ていると、子どもの色への反応が鈍くなりがち。暗い色よりも明るい色、無地よりも柄物を着ていた方が、子どもの脳の刺激になります。もし、そういう服装が好みでなければ、子どもと過ごすときだけでも明るい色や柄物のエプロンを身に着けてみてはいかがでしょうか。


◎エフコープでは、組合員1人を含む3人以上でくらしの学習サポーターによる学習会を開催できます。詳しくはこちらをご覧ください。


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市原玖美(いちはらくみ)さん

市原玖美(いちはらくみ)さん

カラーアナリスト。日本パーソナルカラー協会認定講師。「福岡ファッションラボTrue Color」主宰。エフコープくらしの学習サポーターとして、「色のパワーde素敵なくらし」などの講座も多数開催し、色の魅力を伝えている。