選んだ色で子どもの気持ちがわかるかも!?

選んだ色で子どもの気持ちがわかるかも!?

昨日の「子育てに役立つ! “色”の効果」に引き続き、エフコープくらしの学習サポーター※で、日本パーソナルカラー協会認定講師の市原玖美(いちはらくみ)さんに「色のパワー」について教えていただきます。今回は、おうちで簡単にできる「色遊び」編。色を使えば、子どもの気持ちがくみ取りやすくなるかも!? ぜひ親子で遊んでみてください。
※専門分野に詳しく、組合員理事などの推薦を受けて講師として登録している組合員のこと。

自分の気持ちを色で表現

子どもは、思っていることをうまく言葉にできないことがあります。親にとっても、子どもの気持ちを察するのはなかなか難しいもの。でも色に例えてみたら、気持ちを表現したり感じ取ったりしやすくなることがあります。そこで、おうちでできる簡単な色遊びを試してみませんか。幼いうちから習慣的に色遊びをしていると、子どもはより多くの言葉を使って思いを表現できるようになりますよ。

【遊び方】
1. 折り紙やクレヨンなど12色以上のものを広げる
2. 子どもに「今日の気分はどんな色?」と質問してみる
3. 子どもが色を選んだら「どうしてその色を選んだの?」を聞く
※子どもが理由をうまく言えないときは、下の【色の持つイメージ】を参考に言葉を引き出すきっかけを!


例えば赤を選んだら「今日はやりたいことがあるの?」とか、青を選んだら「何か嫌なことがあったかな?」というように、声掛けをしてみましょう。
親も一緒に色を選んで気持ちを言葉にすると、一方的にならず会話の幅も広がりますよ。

まとめ

色選びだけでなく、ぬりえやお絵描きにも子どもの気持ちは表れます。明るい色や多くの色を使うときは、楽しい気分のとき。逆に暗い色(特に黒)を多用するときは要注意。悩みや不安がないか、話を聞く機会を増やした方がよさそうです。

ただし、色の好き嫌いは誰にでもあるため、深い意味はなくその色を選んだ可能性もあります。選んだ色に一喜一憂せず、色遊びを親子の会話のきっかけにしてみてくださいね。


◎エフコープでは、組合員1人を含む3人以上でくらしの学習サポーターによる学習会を開催できます。詳しくはこちらをご覧ください。


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市原玖美(いちはらくみ)さん

市原玖美(いちはらくみ)さん

カラーアナリスト。日本パーソナルカラー協会認定講師。「福岡ファッションラボTrue Color」主宰。エフコープくらしの学習サポーターとして、「色のパワーde素敵なくらし」などの講座も多数開催し、色の魅力を伝えている。