子どもへの金銭教育はこの本で。『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』

子どもへの金銭教育はこの本で。『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』

親から子どもに教えたいことはいろいろありますが、「どうやって学ばせたらいいんだろう…」と思うことの一つに、「お金のこと」があるのではないでしょうか。

そんな方に、ぜひ一度読んでいただきたいのが、この『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』。

この本は、現役の経済学者である筆者が、小学校5年生の娘に経済のことを伝えるために、「家庭内連載」をしていた小説を書籍化したものです。

筆者は、自身が子どもの頃に借金などで苦労したこともあり、自分の子どもには「お金の怖さ、危うさ」を人生の早い段階で学ばせたいという思いがあったのだとか。

「ローン型の奨学金やリボ払い、住宅ローン、連帯保証人制度など、一歩間違うと借金を背負うトラップはそこかしこにある」。

そう感じた筆者は、娘におカネの仕組みを教えるため、市販のテキストを探します。でも、読み物として面白いものがない。そこで自分で書くことにした、というわけです。

『おカネの教室』では、「お金を手に入れる6つの方法」の読み解きがストーリーの大きな柱になっています。
中学2年生の男の子と女の子が、ちょっと変わり者の先生から、「かせぐ」「もらう」「ぬすむ」「かりる」「ふやす」という使い慣れた言葉を通して経済のカラクリを学び、最後にお金の本質を握る6つ目の方法にたどり着く…という物語になっています。
わかりやすい言葉と例を使って経済のことが語られるので、「あまり経済には詳しくなくて」という大人が読む本としてもぴったりですよ。

お金の知識はこの社会を生きていく上で、不可欠なもの。
親子で読んで、お金について話し合う機会にしてください。

今回ご紹介した本

『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』
著者:高井浩章
出版社:株式会社インプレス

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